こんにちは!
小さな表札メーカーの窓口のお仕事をしている「札子(ふだこ)」です。
今回は、表札の付け替えの際にご注意いただきたい、表札取り付け用のボルトとボルト穴についてのお話をしたいと思います。
今回のお話は、下記のような穴をあけてボルトで取り付けるタイプの表札の「付け替え」についてです。
中古の一戸建て住宅や、建売の機能門柱の表札の付け替えのご相談をお受けすることがあります。
その際、「穴をあけなおすのは大変だから、すでについている表札のボルトと穴を再利用して新しい表札を付けたい」というお話をよくお伺いするんです。
これが、なかなか難しいのです(+_+)
既存のボルトとボルト穴の再利用ついて
既存のボルトとボルト穴の再利用ついて、「せっかく注文したのに取り付け出来なかった(T_T)」となる例を挙げさせていただきます。
- 今ついている表札とサイズが一緒の表札だから、今のボルトと穴を再利用して付け替えて取り付けできるだろう
- ボルト穴をあけて、いざ取り付け!という段階で表札を割ってしまったので、同じメーカーに同じものを再注文しよう
上記のような注文、ちょっと待った!
実はこういった表札のボルトやボルト穴について、ボルトや穴の直径・穴の間隔などの寸法の決め方に規則は無いのです。
表札ショップによってボルトや穴の寸法が異なったり、同じショップでも手作りで製作しているところについては、全く同じ表札でも穴の間隔が一点一点ごと異なることすらあるんです!
たかがボルトとボルト穴、されどボルトとボルト穴。
実は非常に繊細なものなんです。
上記例に基づいて、こういった場合はどうしたら良いのかを確認してみましょう。
例1:ボルトと穴を再利用して付け替え
再利用を希望されているのに何なんですが(;・∀・)
一番手っ取り早いのは・・・
今ついているボルトは取り除いてから、接着剤等で貼り付けて取り付け可能でかつ既存の穴が隠せるようなサイズの、ステンレス板がついている表札またはタイルなどの不透明な素材の表札をつけることかと思います。
本当にボルトと穴の再利用って難しいんです。
なので、もう隠せるなら隠しちゃうことをおすすめします!
ですが、照明の関係で透明な表札をつけたい場合や、既存のボルトが取り除けない場合などで、どうしても穴の再利用をご希望の場合は、注文する前に表札の製作を希望するショップに問い合わせてみましょう!
ショップが対応可能な場合は、ボルトの穴の直径やボルト穴の間隔など再利用のために必要な情報(必要な場合は追加料金)を教えてくれますので、必要な情報に合わせてしっかり計測しましょう。
おすすめ表札ショップのひとつ、メロディーデザイン楽天市場店さんは下記のように具体的に商品ページを作っていらっしゃっいて、非常に分かりやすいです。
上記のような情報が必要になります。
どのくらい大変かと言うと、計測をお願いしてから音信不通になるお客様が半数程度いらっしゃいます。
ボルトの穴の間隔と一言でいっても、それぞれのボルトの中心から中心の距離(mm)の計測が必要だったり、ボルトも再利用する場合はボルトの直径(mm)などもお聞きします。
「やっぱりやめた!」となる方が多いのでは、と思います・・・。
さて、計測した数値をショップに伝えて、それに合わせた表札が製作可能かを教えてくれます。
一緒に、追加料金についてや注意事項なども案内があるかと思いますので、よく内容を確認しましょう。
- 表札の厚みや使用部品が異なるので、合わない部品があったらご自身でホームセンター等でご準備ください。
- ボルト穴は少し大きめにあけてお届けするので、適宜テープ等で調整してください。
- 手作りのため各寸法に若干誤差が出る場合があります。適宜調整してお取り付けください。
- 恐れ入りますが、ノークレームでお願いします。
などとお伝えすることが多いです。
※上記は、あくまで私の経験上なのでショップ毎に異なります。
※手間がかかる計測をしてもらった上で非常に心苦しいのですが、どう頑張っても合わせた表札を製作できない場合もあります。
内容に問題なければ、それから注文手続きを行ってくださいね。
例2:割ってしまったので再注文
割ってしまったので再注文の方は、必ず「ボルト穴をあけてから割ってしまったので、再注文したい」旨をショップに伝えましょう。
”取り付けのどの段階で割れたのか”がショップとして知りたい情報です。
そこが分かれば、あとは再製作に必要な情報をショップが教えてくれますで、打ち合わせをしてバッチリ取り付けできる表札を再製作してもらいましょう♪
まとめ
結構知られていない、繊細な表札のボルトとボルト穴についてのお話でした。
せっかく気に入っていただいてご注文いただいたのに、「取り付け出来なかった(T_T)」なんてお客様が少しでも減ればなぁ・・・なんて思っております。
ボルトとボルト穴を再利用しようとしている方は、まずはショップに相談してから!でお願いします。
この記事が、あなたのお役に立てれば幸いです。